白兎海岸 淤岐ノ島
神話「因幡の白うさぎ」の舞台でもあります。
気多ノ前から約150m沖合にある淤岐ノ島(おきのしま)は、ウサギ(白兎神)が大水で流れついた島として云われています。
陸へ渡りたいウサギは、ワニザメの背を渡って気多ノ前に上陸しました。
淤岐ノ島は約2000万年前頃、中新世(ちゅうしんせい)の火山活動による火山灰や火山礫などが堆積してできた岩石(火砕岩)でできています。
淤岐ノ島を反対側から見ると、ブロック状になっているのがわかります。
沖の平坦な所は千畳敷ともいわれ、島の周囲には波食棚(岩礁群)が取り巻き、飛び石になった棚は、ワニザメの背にも見えます。
飛び石になった波食棚は、ワニザメが連なっているようにも見えます。
大国主命と八上姫が恋を語り合った場所と云われます。
こちらの石灯篭は安政五年(1858年)に地元の若衆によって建てられました。
後ろ足を伸ばしたウサギに見えます。
淤岐ノ島は見る位置によって姿を変えていきます。
大国主命の横顔に見えます。大国主命が見ている130km先には出雲大社があります。
川下神社の御祭神は海神の娘「豊玉姫(トヨタマヒメ)」です。
神話「因幡の白うさぎ」では、ワニザメが登場しますが、「海幸山幸」の中でも、山幸彦と結婚した豊玉姫が出産をするときに八尋和邇(ヤヒロワニ)の姿に変わっていたという話もあります。
毎年8月1日には川下神社の神事が行われ、気多ノ前から淤岐ノ島の鳥居には「神燈流し」という「豊玉姫」を海の国からお迎えするための「海の参道」が現れます。
現在の前の鳥居は、2013年10月16日の台風26号によって倒壊してしまいました。
現在の鳥居は2014年7月6日に新しく奉納されました。
豊玉姫は安産・育児の神様として信仰されてきました。また海神の娘でもあり海上安全の神様でもあります。
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